ソーシャルネットワーク

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公開日2011年1月15日

マーク・ザッカーバーグが「Facebook」を作るようになったきっかけから、全世界に広がって世界最大のSNSとなっていくまでの波乱にみちた出来事を、描いた作品です。

彼は、ハーバード大学に通っているちょっと変わった人柄の男の子で、付き合っていた彼女から振られてしまい、それに腹をたてたのがきっかけで、つくったサイトからヒントをえたボート部の双子がそのアイデアを彼に話を持ちかけ、彼の天才的なプログラミングの才能と、そのアイデアが「Facebook」の原型を作り上げていきます。

チームワークとテンポのよさによって、ものすごいスピードで「Facebook」が世界に注目され爆発的に広まっていき、仲間みんなが裕福になり、さらにいいものを作り上げていくのかと思いきや、またそこに人が絡み、利権にお金が絡むことで、分裂していく様をよく表していました。

ラストシーンは、彼の天才的な能力があるのに、人間的な部分でかけているため、回りの人に悪印象を与えてしまい、孤独になっていくという、いろんなことを考えさせられる映画でした。

この作品の中で、注目したのが、ザッカーバーグの息継ぎをする間もない台詞の言い回しです。彼の天才的な才能が言葉では追いつかないのでしょう。

相手と会話をするというより一方的に自分の意見を言い続けるような状態になってしまい、彼と付き合っていくのは大変だと思います。同じ様に天才でなければ難しいようです。

彼の様に、天才的な能力と引き換えに孤独になってしまうくらいなら、普通の能力の人間に生まれてよかったなんて思ってしまいました。